干支にねこが入っていない理由を解説

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なぜ干支(えと)に、ねこが入っていないのでしょうか?

ペットとしても人気があり、人間社会に身近な動物でもあるねこが干支に入っていないことに関しては、ねこ好きとして少々切ない気分にさせられますね。

干支とはなにか

古くから中国では、木星の軌道は12年で天を一周することが知られていました。

十二支(干支)は、木星の軌道上の位置を示して暦(こよみ)を数えるためにつくられたのです。

やがて、干支は月や時間を測るためにも用いられ、カレンダーや時計の役割を果たしました。

干支を動物にたとえたのは、民衆に暦を浸透させるためでした。

後漢時代に王充という人物が、民衆に馴染みのある動物達に置き換えて暦を教えたのがその始まりだとされています(諸説あり)。

ねこが干支に入れなかった理由

ネズミに騙された説

神様が地上の動物を招いて、先着順で十二支を決めることになりました。

日頃からねこのことをよく思っていないネズミが、わざと誤った日付を伝え、ねこが約束の日に到着できず、選考に漏れてしまったという説です。

そのほか、「ねこがネズミを食べてしまったので神様が怒ったから」などの説もありますが、これらの説は一種の都市伝説で、ねこが干支に入っていないことの「後付け」であると考えられます。

トラに負けた説

トラは恐ろしくて強い動物として神格化されていたため、架空の動物である竜と並んで干支に選ばれたと考えられています。

同じくネコ科の動物であるねこは、アピール不足により除外されたのかもしれません。

「干支がつくられた時代に中国にねこがいなかった」という説

ねこは古代ジプトで飼育され、神格化されていましたが、その後、地中海東部のフェニキア人が海路で各地に密輸しました。

当初は、ペルシアから中東、シャム(タイ)に広がり、ローマ帝国が古代エジプトを征服した西暦1世紀ごろにヨーロッパやインドなどにも持ち込まれ、その後ようやく中国に伝わったのではないかと考えられています。

しかし、中国で今から5000年以上前の墓から家畜として飼われていたねこの骨が見つかったことから、これまでの定説より以前から、つまり干支ができた時代よりもずっと前に中国にもねこが伝わり、民衆と関わりあっていた可能性が指摘されています。

干支にねこが入っている国もある

ベトナム、チベット、タイでは、卯の干支にねこが当てはめられています。

タイやベトナムでは中国より先にねこが伝来し、民衆にとってメジャーな存在であったことが関係しているのかもしれません。

ベトナムでは、ねこ年生まれの人は思慮深く平和主義、損得勘定が得意、社交的、周囲の環境に適応できるといった干支占いがあるそうです。

ちなみに亥に当てはめられるのは、日本ではイノシシですが、ベトナム、チベット、タイでは豚になっているほか、牛は水牛、未はヤギになっています。

まとめ

日本の干支にねこが入っていない理由は、ねこが入っていない状態で中国から伝来し、そのまま伝承されたからということになります。

個人的には諸説あるうち、「トラに負けた説」が真実のように思います。

しかし、同じように中国から干支が伝来したタイやベトナムなどでは、干支の動物は身近な動物に置き換えられています。

奈良時代には日本でもねこが飼育されていたわけですから、ベトナムなど他の国のようにオリジナルの干支をつくり、ねこ年を採用してもよかったのではないかと空想してしまいます。

 

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